令和3年度の国民年金保険料は月額16,610円<保険料決定のルール>

南アルプス百閒平より赤石岳国民年金
南アルプス百閒平より赤石岳

毎年1月に新年度の老齢年金の額と国民年金保険料が厚労省より公表されます。

個人事業主などの1号被保険者が支払う「国民年金保険料」は、2年前納額決定のため令和2年度の金額はすでに公表されており、今回は新たに令和3年度の額が公表されました。

国民年金保険料 月額
令和2年度:16,540円(平成31年1月発表)
令和3年度:16,610円(令和2年1月発表)

※令和元年度は16,410円

国民年金保険料の推移とその決め方について記事にしました。

平成16年決定保険料を物価や賃金の変動で調整します

平成16年度の年金制度改正により、平成16年度の保険料13,300円から、毎年280円ずつ引き上げ、平成29年度以降16,900円にすると決めました。

さらに、平成28年に成立した年金改革法により、産前産後の保険料免除制度の財源確保のため、平成31年度より100円引き上げて17,000円になりました。

実際の保険料は、物価や賃金の変動に合わせて、平成16年平成28年決定の保険料額に改定率を乗じて調整することになります。

実際の国民年金保険料
 =H16決定保険料×改定率

改定率
 =前年改定率×物価変動率×実質賃金変動率

令和3年度保険料の算出方法

令和2年度の保険料額は、平成31年1月時点で公表されており、令和2年1月は令和3年度の国民年金保険料が発表されました。

令和3年度の改定率は以下の3つの数字を乗じて決定します

  • 前年度改定率(令和2年度):0.973
  • 物価変動率(令和元年):+0.5%⇒1.005
  • 実質賃金変動率(平成28~30年度平均):▲0.1%⇒0.999
  • 令和3年度改定率
    =0.973×1.005×0.999=0.977
  • 令和3年度保険料
    =17,000×0.977
    =16,610

国民年金保険料の推移

年度H16年決定額改定率実際額
H1713,5801.00013,580
H1813,8601.00013,860
H1914,1400.99714,100
H2014,4200.99914,410
H2114,7000.99714,660
H2214,9801.00815,100
H2315,2600.98415,020
H2415,5400.96414,980
H2515,8200.95115,040
H2616,1000.94715,250
H2716,3800.95215,590
H2816,6600.97616,260
H2916,9000.97616,490
H3016,9000.96716,340
R0117,0000.96516,410
R0217,0000.97316,540
R0317,0000.97716,610

物価変動率・実質賃金変動率は厚労省資料にあります

厚労省は毎年1月に年金関係の新年度の数値を発表しています。

今回の数値はこの資料より抜き出しました。
令和2年度の年金額改定についてお知らせします
https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/000588114.pdf

以下の部分です。

年金額改定ルール2020-1

令和2年度の基礎年金額とモデル年金額も公表されています

同時に、令和2年度の老齢基礎年金(満額)と夫婦二人世帯のモデル年金額も公表されました。以下の記事をご覧ください。

令和2年度の年金額はプラス0.2%<年金額改定率決定のルール>
2020年9月7日更新数カ所数値の間違いを発見し訂正しました。また、他の部分も加筆、修正しました。毎年1月に新年度の老齢年金の額と国民年金保険料が厚労省より公表されます。1月24日...

参考資料

国民年金保険料の変遷(日本年金機構)
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo-hensen/20150331.html

国民年金保険料の額は、どのようにして決まるのか?(日本年金機構)
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150331-02.html

令和2年度の年金額改定についてお知らせします
https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/000588114.pdf