PayPay証券の公式noteに、以下のような記事がありました。

年金積立金は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が管理・運用を行っています。
運用で損失が出るとマスコミなどが大きく取り上げますが、実際には長期に渡り好成績を上げています。
GPIFが運用の目標としている「基本ポートフォリオ」について調べてみました。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
2001年4月、年金資金運用基金が設立され年金積立金の市場運用が始まりました。
2006年4月、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が設立され、年金積立金の運用が引き継がれました。
2022年3月末時点の運用資産額は、196兆5926億円となっており、世界最大級の機関投資家となっています。
2021年度末 運用状況
- 2021年度
収益率 +5.42%
収益額 +10兆925億円 - 市場運用開始以降(2001~2021年度)
収益率 +3.69% [複利換算の平均年率]
収益額 +105兆4288億円 - 運用資産額(年度末)
196兆5926億円
GPIFの基本ポートフォリオ
年金積立金は、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式の4資産に投資されています。
各資産を組み合わせた目標とする資産構成割合を「基本ポートフォリオ」として、マクロ経済、市場の動向、等々により見直しを行っています。
特に、2014年10月からは、株式の投資割合を24%から50%に引き上げました。
▼目標とする基本ポートフォリオの変遷
期間 | 2006年 4月~ | 2013年 6月~ | 2014年 10月~ | 2020年 4月 |
---|---|---|---|---|
国内債券 | 67% | 60% | 35% | 25% |
外国債券 | 8% | 11% | 15% | 25% |
国内株式 | 11% | 12% | 25% | 25% |
外国株式 | 9% | 12% | 25% | 25% |
短期資産 | 5% | 5% | - | - |
年度末の資産構成割合
年度別の収益率
年度末の運用資産額
2014年10月、ポートフォリオを大きく改定
GPIFは、2014年10月より、国内株式の資産割合を12%から25%に改定し、外国株式と合わせて株式の資産割合を50%まで引き上げました。
2012年12月に第2次安倍政権が発足し、アベノミクスが始まりましたが、この改定はアベノミクスを側面から支援する形になりました。
2014年度から2021年度の8年間で、2015年度と2019年度の2年を除いて、年度収益率はプラスとなっています。運用資産も大きく伸びています。
年金積立金は、現在の給付水準に直接関わるものではありませんが、今後さらに進行するとみられる少子高齢化に備え、将来世代の給付水準を確保するために活用されることになります。
年金積立金の積み上げは将来の年金財政の安定に必要不可欠の条件になります。