2019年10月27日実施の「年金アドバイザー3級」を受験しました。
7月下旬にテキストを購入してから約3ヵ月間勉強して受験しました。
自己採点では90%以上の正解率なので、まず合格していると思われます。
発表は11月下旬になります。
年金アドバイザー3級試験
銀行業務検定協会が実施します。
主に金融機関の渉外・窓口の担当者等を対象に、顧客からの年金相談に応じるための基本的知識と実践的応用力について、その習得程度を測定するために設けられています。
わたしのように、金融機関とは関係のない人も多く受験しているようです。
年金アドバイザーの試験は2級から5級まであり、3級は年2回実施されます。
合格点は100点満点で60点、受験者全体の平均点は50点前後になります。
過去の合格率は30%~40%程度で、そこそこの難易度があります。
出題形式
- 全50問
5つの選択肢から1つを選ぶ形式- 基本知識 30問
- 技能・応用 10事例20問
- 出題内容
- わが国の社会保険制度とその仕組み
- 年金制度とその仕組み
- 年金給付の種類と支給要件
- 企業年金・個人年金の仕組みの要点
- 裁定請求手続きと年金受給者の手続き
- その他
- 合格基準
- 満点の60%以上
- 試験時間
- 150分
- 受験料
- 4,400円(税込み)
- 申し込み
テキストと問題集
公式テキスト
経済法令研究会から公式のテキストが出版されています。
過去問集
私の勉強方法
公式テキストを使った勉強
7月末に公式テキストを購入し8月からぼちぼちと勉強をはじめました。
テキストは、資料編も含め全325ページ、5編で構成されています。全てを理解するのは到底不可能です。
- 第1編 公的年金等の仕組み
- 第2編 老齢給付
- 第3編 障害給付
- 第4編 遺族給付
- 第5編 その他の年金
第1編、第2編については、自分自身の経験もあり、取り掛かりやすかったのですが、障害年金や遺族年金は馴染みがなく、一からの勉強になりました。
一通り勉強した後は、「過去問集でわからなかったところをテキストで確かめる」という使い方になりました。
過去問集を使った勉強 基本知識編
過去問集には過去4回分の問題と詳しい解説が載っています。
過去問にあったてみると最初はさっぱり歯が立ちませんでした。
ただし、毎年同じような問題が出題されるので、過去問を繰り返し解くことにより徐々に要領を掴むことができました。
「基本知識30問」は1問につき5つの選択肢がありその中から1つを選ぶ形式です。正しいものを1つ選ぶか、誤っているものを1つ選ぶことになります。
私は、以下のような表を作って、5つの選択肢ひとつひとつに○✕をつけていきました。
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | |
問-1 | ○ | ○ | ○ | ✕ | ○ |
問-2 | ○ | ✕ | ○ | ○ | ○ |
問-3 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
… | |||||
問-30 | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
よく似た文章が少しずつ文言や数字を変えて出題され、「ある回では正しい」、「ある回では誤っている」となっています。
選択肢ひとつひとつに○✕をつけることで違いがはっきり理解できました。
4回分を2回ずつ解きました。
過去問集を使った勉強 技能・応用編
「技能・応用」は1事例につき2問ずつ、10事例20問出題されます。
とくに厄介なのは、元号処理です。すべての年号は元号で与えられます。また、期間を計算する場合、開始月と終了月をはっきりさせる必要があります。
今回、こんな設定の問題が出題されました。
- 昭和29年9月30日生まれ
- 65歳の到達日まで厚生年金保険に加入
「65歳の到達日」とは「65歳の誕生日の前日」すなわち「令和元年9月29日」になります。
この場合、退社日は9月29日、厚生年金の資格喪失日は9月30日となり、8月までが資格期間に算入されます。
もし「65歳の誕生日まで」なら、退社日は9月30日、資格喪失日は10月1日となり、9月までが資格期間に算入されます。
このように、1日の違いを問うような問題が出題されます。
1問ずつノートに計算式を残して、4回分を2回ずつ解きました。
11月下旬に成績通知があります
自己採点では合格基準点に達しているようですが、11月下旬の発表を待ちたいと思います。