60歳を迎え、老齢基礎年金の部分を増やすために、国民年金の追納と任意加入を利用しました。
さらに年金額を増やす方法として、付加年金に加入しました。
付加年金に加入しました
付加年金とは、国民年金の保険料に付加保険料(月額400円)を上乗せして納めることで、 将来的に受給する年金額を増やすことができる年金制度です。
国民年金第1号被保険者と任意加入被保険者が加入できます。 第2号被保険者(会社員や公務員)は加入することができません。
月額400円の付加保険料を追加納付すると、老齢基礎年金に200円×納付月数の付加年金が加わります。
付加年金は2年でモトが取れます
- 例えば、◯ヶ月納付すると
付加保険料納入額=400×◯
付加年金額=200×◯ - 何年でモトが取れるか
(400×◯)÷(200×◯)=2年 - 何歳でモトが取れるか
65+2=67歳
納付月数・納付金額にかかわらず、もらい始めて2年でモトが取れます。
私は付加年金に加入したのが60歳から3ヶ月過ぎていたので、65歳まで加入して57ヶ月加入となります。
- 付加保険料納付額=400×57=22,800円
- 付加年金額=200×57=11,400円
正直、あまり大きな金額ではありません。
年金を繰上げ・繰下げ受給する場合、繰上げで1ヶ月につき0.5%減額、繰下げで1ヶ月につき0.7%増額されますが、付加年金も老齢基礎年金の繰上げ・繰下げにあわせて減額・増額されます。
追納+任意加入+付加年金で年金はいくら増えるか
下のねんきん定期便には60歳以降何も手を打たないときの年金額が提示されています。

老齢基礎年金額は602,300円です。
年金額増額 | 追納前 | 追納後 | 追納 +任意加入 |
---|---|---|---|
厚生年金納付月数 | 334 | 334 | 334 |
国民年金納付月数 | 40.125 | 65 | 122 |
納付月数合計 | 374.125 | 399 | 456 |
満額に対する割合 | 77.9% | 83.1% | 95.0% |
満額支給額(H26) | 772,800 | 772,800 | 772,800 |
基礎年金支給額 | 602,341 | 642,390 | 734,160 |
老齢基礎年金の金額は、追納+任意加入でが734,160円になりますが、これに付加年金額11,400円を加え、745,560円になります。
追納+任意加入+付加年金で受け取れる老齢基礎年金の金額を最大限に増やしました。