【2023年度版】厚生年金報酬比例部分計算表 ダウンロードOK!

北アルプス 雲の平 テント場 年金額計算シート

厚生年金の報酬比例部分を算出する表計算シート「2023年度分」を作成しました。

過去の標準報酬額を入力することで厚生年金報酬比例額を正確に算出することができます。

ぜひ、ダウンロードして活用してみてください。

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再評価率の改定

厚生年金報酬比例部分を算出する場合、過去の標準報酬額に「再評価率」を乗じて再評価します。

「再評価率」は毎年度「年金改定率」により改定され、4月1日に新年度の「再評価率」が公表されました。

令和5年度は、既裁定者と新既裁定者で「年金改定率」が異なり、「再評価率」も異なります。

▼令和5年度再評価率(一部)

誕生年度→
↓ 報酬年度
昭和13~30年度
(既裁定者)
昭和31年度~
(新規裁定者)
平成10年度0.9840.987
平成11年度0.9830.986
平成12年度0.9830.986
平成13年度0.9820.985
平成14年度0.9880.991
令和5年度の年金額、昭和30年度以前生まれと昭和31年度以降生まれで違いが…
令和5年度の老齢年金の年金額は、昭和30年度(1955年度)以前生まれと昭和31年度(1956年度)以降生まれで、過去の保険料納付履歴が同じであっても年金額に違いが生じることになり...

厚生年金の報酬比例部分は2通りの計算方法があります

老齢厚生年金の報酬比例部分は「本来水準年金額」と「従前額保障年金額」の2通りの計算方法があります。

文字通り本来の支給額は「本来水準年金額」ですが、「従前額保障年金額」が上回る場合はそちらの金額が支給されます。

報酬比例額計算式

なお、「従前額保障年金額」を計算する場合は平成6年の再評価率が用いられ、「従前額改定率」が年度ごとに改定され、令和5年度は1.014(既裁定年金)になっています。

(注)令和4年度の従前額改定率は、既裁定、新既裁定とも、0.996でした。年金改定率から、令和5年度の既裁定年金の従前額改定率は「0.995×1.019=1.014」になります。新規裁定年金は「0.995×1.022=1.017」になると思われますが未確認です。

ご指摘をいただきました。新既裁定年金の従前額改定率については、+2.2%ではなく+1.9%になるとのことで、既裁定年金の従前額改定率と同じく1.014になります。

表計算シートのイメージ

わたし自身の令和5年度の報酬比例部分を算出した計算シートのイメージです。

  • 本来水準  937,774円 
  • 従前額保障 945,441円

計算の結果、従前額保障の年金額が支給されることになります。

表計算シートのイメージ

入力方法

59歳時点のねんきん定期便

毎年の誕生月に「ねんきん定期便」が送られてきますが、59歳時点のねんきん定期便にはそれまでのすべての月別の標準報酬額・標準賞与額が記載されています。

これを入力することにより、その時点の厚生年金の報酬比例部分を算出することができます。

▼59歳時 ねんきん定期便

「ねんきんネット」にログインして月別の報酬額を調べることもできますが、一覧表になっていないので、全てを調べるのは大変です。

入力例

わたし自身の59歳時ねんきん定期便の一部です。

報酬額

標準報酬額の千の位より上を入力してください(500,000円→500)

平成15年度からは総報酬制が導入されました。賞与月は、標準報酬月額と標準賞与額の合計を入力してください。(赤字)

年度4月5月6月7月
平成13年500500500500
平成14年500500500500
平成15年5005005001100
平成16年500500500950

こちらからダウンロードしてください

▼厚生年金 報酬比例額 計算表 令和5年度 既裁定年金
LibreOffice Calc odsファイル

新既裁定年金の計算表は作成中です。

MicrosoftOfficeでも開けると思いますが、未確認です。

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私は、会社勤務の時は当然のようにMicrosoftOfficeを使ていましたが、いまはLibreOfficeをほぼ問題なく使っています。

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