令和2年4月付の年金振込通知書が届きました。
郵送で送られてくる通知書もありますが、ねんきんネットで電子版も見ることができます。私は関西の自宅にいない場合も多く、メールで通知を受け取り、今回も電子版で確認しました。
令和2年4月分から、介護保険料の「特別徴収」、すなわち年金支給額からの天引きが始まりました。
令和2年4月 年金振込通知書
今回の振込通知書には、令和2年4月15日の振込金額が記載されています。
金額を確かめてみます。
年金支払額 345,562円
これは、令和元年度の2月3月の年金支払い分になります。
- 老齢基礎年金
年額752,495÷6=125,415円 - 老齢厚生年金
年額1,320,887÷6=220,147円 - 合計 345,562円
この年額の年金額については以下の記事で詳細を計算しています。
65歳からの老齢基礎年金・老齢厚生年金の金額を自分で計算してみました
私は2019年8月で65歳になり、9月分より老齢基礎年金と老齢厚生年金の支給が始まります。 8月上旬には両方の年金を繰下げしないということで「年金請求書」を返送しました。 9月から...
介護保険料 5,300円
今回から介護保険料の特別徴収が始まり、介護保険料が天引きされます。
介護保険の資格が、65歳で2号から1号に変更されます。1号になると、原因を問わず、要介護あるいは要支援状態に認定されると介護サービスを受けられます。
介護保険料は、2号の場合は国民健康保険料に含まれて世帯単位で徴収されていますが、1号になると一人ひとりから徴収されます。
私の場合、令和元年8月で65歳になり8月分から徴収されますが、令和元年8月分から令和2年3月分までについては、納付書による「普通徴収」で納付しました。
令和2年4月分から「特別徴収」が始まります。
65歳の誕生日の前後で介護保険被保険者証・保険料納入通知書が送られてきました
私は令和元年(2019年)8月で65歳になりますが、7月に市の国民健康保険課より「介護保険被保険者証」が郵送されてきました。 父の介護認定の際、父の被保険者証を何度も見てきましたが...
【2024年度版】65歳からどうなる?年金受給者の介護保険
介護保険には第1号と第2号の2つの被保険者資格があります。 40歳になると介護保険第2号被保険者として、介護保険料の納付が始まります。 会社員などは給与からの天引きで、個人事業主な...
所得税 268円
源泉徴収額は、2ヵ月分の年金支払額ごとに計算されます。
源泉徴収額
=(年金支給額-各種控除額-社会保険料)×5.105%
- 公的年金等控除、基礎控除(65歳以上)
支給額が56万円以下なら27万円 - 配偶者控除 65,000円
- 社会保険料 5,300円
源泉徴収額
=(345,562-270,000-65,000-5,300)×5.105%
=5,262×5.105%
=268円
これまでの年金支払通知書
令和元年10月
【令和元年10月】年金振込通知書 65歳からの本来支給が始まります
私は2015年8月で61歳になり「特別支給の老齢厚生年金」を受給してきましたが、2019年8月で65歳になり、9月分から老齢基礎年金と老齢厚生年金の本来支給が始まります。 2019...
令和2年2月
【令和2年2月】年金振込通知書 扶養親族等申告書の提出で源泉徴収税額の変更あり
私は、令和2年2月の年金支払いより所得税の源泉徴収が始まります。 令和元年10月に受け取った年金振込通知書の2月分の所得税の源泉徴収額は、扶養親族等申告書を提出していない場合の税額...